今回紹介するのは高校3年生で女子サッカー部に所属する患者さんです。
怪我をしたのは12/9(土)、試合中にボールを取りに行き、右足を出した時に相手選手がボールを蹴り、ボールと一緒に足首を強制的に内側に捻ってしまいました。
すぐに整形外科を受診したところ「前距腓靭帯断裂」との診断でした。前距腓靭帯とは外くるぶしの前方にある靭帯です。全治は約2ヶ月。受傷後1週間は松葉杖での生活を指示されました。
この選手は3週間後に全国大会を控えおり、高校生活の集大成でもある大会に「絶対に出たい!そして優勝したい!」という要望でエムエスに来院しました。
治療は受傷した当日から開始し、そして全国大会への出発前日までほぼ毎日エムエスにて治療を行ないました。
治療としては主に物理療法と鍼治療、徒手療法です。鍼治療には筋肉を緩める効果だけでなく、消炎作用や鎮痛作用もあるので、急性期のケガにとても有効な治療になります。
その他にも靭帯の修復を助ける栄養補助としてコラーゲンサプリメントを毎日飲みました。
受傷後は足が痛くて地面に着くことが出来なかったですが、次の日には着けるようになり、2日後にはぎこちないながらも歩けるようになりました。
そして、松葉杖1週間といわれていましたが、6日後には通常通りの歩行を出来るようになりました。
8日後からランニングを開始し、テーピングを巻いた状態で12日後に練習に部分合流、16日後でゲーム復帰しました!
大会まで限られた時間の中での治療になるので痛みが出る瞬間もありましたが、大事な試合に向けてぎりぎりまで治療を進めました。テーピングを巻いての練習しているので疲労も多く、また再受傷の恐さや代償運動をするため、足首の周辺の筋肉が硬くなり、関節の動きを悪くしてしまいます。そのため、患部の治療と併行して周囲の筋肉を緩め、関節の動きをスムーズにして足首に出来るだけ負担をかけない為の治療も行いました。
また、エムエスでの治療にプラスして患者さんにも自宅でのケアや食事、トレーニングをしっかりやってもらいました。本人の努力も早期復帰には欠かせません。
エムエスでの治療・コンディション調整を行い、無事に全国大会に出場することができました!
チームは優勝し、患者さんも3試合出場、2得点をあげ、全国優勝に貢献しました!
先日金メダルをもって報告にきてくれました。
エムエスマイスターでは患者さんの要望にできるたで応えられるよう、トータルサポートしています。
良い施術が提供できるように日々奮闘中です!
お困りの際はぜひご相談ください!